囚われた愛〜魔物が愛した最後の女性〜 月森のえる

囚われた愛〜魔物が愛した最後の女性〜

月森のえる

「国を救うため、私は…身体を差し出します…」 健気なまでに、自分の身体を男たちに捧げる女。 「ああ、私は敗れたのですね…」 あれほどまでに命を賭した主人にボロ雑巾のように捨てられれ、敵将に捕らわれた彼女。 そこでの生活は、“身体を敵に捧げる”という屈辱的なものだった。 しかし、嫌ながらも感じてしまう彼女。 「ああ、身体が熱く燃える…」「違う…違うのに…、拒めない…!」 しかし、それは“取引”だった。 元の許嫁に引き取られた彼女の本当の使命は…。 そしてその行為の裏に秘められた謀略とは…。

試し読み

share